台風2号ウーティップ2019年の米軍JTWC進路予想図は?

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2019年の台風2号wutipウーテップ

2019年2月19日の台風2号で「 蝶 」を意味するウーティップ[ wutip ]の卵が発生して日本に近づいた。

2020年( 令和2年 )の台風2号ヌーリの最新情報は以下のリンクからどうぞ。↓

次の台風2号2020ヌーリの米軍と気象庁の進路予想図は?
たまご卵である熱帯低気圧から、2020年6月12日の午後9時に南シナ海で、次の台風2号ヌーリが発生した!米軍JTWCおよびヨーロッパECMWFと日本の気象庁の最新情報をから進路予想図を徹底分析。またヌーリの名前の意味と由来も解説。

北西太平洋のマーシャル諸島沖で発生した台風2号は2019年2月26日にフィリピン海の海上に居た。

最大勢力から衰退しながら、北西の方角に向かう米軍の合同台風警報センターJTWCの進路予想図を、お伝えする。

台風2号2019年の米軍JTWCの進路予想図#27

2019年の台風1号パブークは1月1日に発生したが、2号ウーティップの卵は2月19日に発生し、26日の最大風速が66.3m/sにもなるので2月では最高記録の大きさだと、いわれるゆえんである。

米軍の最新情報では、最大風速が130ノット( KNOTS:毎秒66.3m/s )の猛烈な強さにまで勢力を増し、26日の時点で台風2号は最大勢力に成長。↓

米軍JTWC合同台風警報センター 」より引用↓

台風2号米軍2020の進路予想図

【 引用ここまで↑出典:公式サイト米海軍・海軍気象や海洋学コマンド 】

19日の時点で台風2号[ wutip ]に関する天気予報を日本国内の、どのメディアも報じていないのはただ単に発生に気がついていなかったからだ。

台風2号の2019年2月26日の火曜日の、午後3時時点( 日本標準時に換算 )の存在位置は、北緯( 緯度 )14.7°、東経( 経度 )が139.9°なので、Google地図では以下の場所になる。↓

☆印は硫黄島で、沖縄県の糸満市の荒崎からの距離は約1,792キロ南東の海上にある。

米軍の警告文では、2月26日の火曜日の台風2号の最大風速は130ノット( KTS )まで大きくなる事が分かるが、3日には20ノットまで弱まる。

日本の気象庁の強さの階級に直すと、130ノットが66.3m/sなので、54m/s( 105ノット )以上の「 猛烈な 」強さの台風になる。

しかし、その後は勢力が弱まり3月3日の午後3時の時点では、最大風速が10.2m/sまで減衰する見込み

夏の台風シーズンと違って、日本にまで来にくい理由は海水の温度が低いために台風が成長しないから。

次章では、2019年の台風2号の米軍の警告文を日本語に翻訳しながら、今後の最新情報を解説させていただく所存。[ wutip ]

2019年の台風2号で米軍警告文の最新情報

 では早速、2019年2月19日に発生した台風2号の米軍の#27回目の警告文を画像で見てまいりたい。↓

2019年の台風2号で米軍の初回の警告文 」より引用↓

台風2号米軍#27回目の警告

【 引用ここまで↑出典:Joint Typhoon warning Center 】

WARNING( 警告 )#27となっているのは、27回目に出された米軍の警告文であるという意味だ。

移動「 MOVING 」の「 DEGREES 」は方位で、340°の方角、つまりほぼ北北西に向かって進んでいるという意味である。

「 TRUE AT05KNOTS 」の日本語訳は、5ノットの移動速度で進んでいるという意味で、時速だと約4Kmなので人間が歩くくらいの遅いスピードだ。

その下の「 NM 」は右記の場所からの距離、DTGとは、台風2号が位置する時点の世界標準時を表しているので、日本標準時( JST )に修正するにはプラス9時間を足す必要がある。

自動更新WindyのECMWFモードとGFSモードの違い

 下図の動く進路予想図、Windyty( ウィンディティ )は、ヨーロッパ中期予報センターの気象情報を基に作成され、常に自動で最新情報に更新している。↓

上のWindytyの画像データは、ヨーロッパのECMWFモードで埋め込んでいるが、もう一つが「 GFS 」モードというものもある。

「 GFS 」とは国際環境予測センターのことで、earth.nullschool.netが提供している。

アメリカ海洋気象庁【 NOAA 】やNWSの気象データが、ベースとなっているのがGFSだが、ヨーロッパ中期予報センターの方が予報の制度は高いと言われている。

Windytyの再生ボタンをタップか、クリックすれば画像が再生され、2019年3月1日までの台風2号の進路予想図を確認することが出来る。( 20日時点 )

20日の時点では、台風2号は日本へ向かうこと無くフィリピン付近の辺りで弱まり、消滅する画像にはなっているが今後、変化する可能性は十分にある。

有り難いことに最新情報に随時更新してくれるので当然、今後は台風の進路が変わる可能性が出てくる。

日本の気象庁の予報も熱帯低気圧aから台風2号へ

 米軍JTWCは、最新情報で進路予想図を公開しているが2019年2月20日の早朝になって、日本の気象庁でも
「 熱帯低気圧a 」から台風2号に昇格した。↓

2019年の台風2号の気象庁予報

気象庁公式HP「 台風第2号 ( ウーティップ ) 」
[ https://www.jma.go.jp/jp/typh/ ]を「 台風の進路予想と最新情報 」のブログ運営者が加工して作成した。

平成31年2月26日9時40分発表 」より引用↓

01日09時の予報
強さ-熱帯低気圧/存在地域-フィリピンの東

予報円の中心/北緯18度10分( 18.2度 )東経132度55分( 132.9度 )

進行方向、速さ 北西20km/h( 10kt )中心気圧 1004hPa/予報円の半径 240km( 130NM )

【 引用ここまで↑出典:気象庁 】

上記引用で、気象庁が発表している2019年3月1日の午後3時時点の台風2号の進路予想図を、Googleアースで表示する。↓

北緯18.2度、東経132.9°のフィリピン海にある。

気象庁が予報する1日の金曜日の午前3時時点の台風2号のある場所は沖縄県の南端、糸満市の荒崎から、南東に1,027キロの海上に位置する。

日本から遠い距離にあり、なおかつ温帯低気圧に変わるので、本土への影響は無いと見ていい。

台風2号の2月19日のたまごから20日の#初回警告

台風2号が発生した直後の2019年2月19日の、午後3時時点( 日本標準時に換算 )の存在位置は、北緯( 緯度 )4.4°、東経( 経度 )が158.3°で地図では以下の場所に相当する。↓

☆印は硫黄島で、沖縄県の糸満市の荒崎からの距離は約4,052キロ南東の海上にある。

米軍の進路予想図で2月24日の日曜日の午後3時の台風2号の最大風速は90ノット( KTS )まで大きくなる事が分かる。↓

Joint Typhoon warning Center 」より引用↓

台風2号米軍2020の進路予想図
台風2号たまご米軍#1初回の警告

【 引用ここまで↑出典:Official-U.S.Navy-Website 】

位置でいえば、グアム島の南を通過した位なので24日の時点では、日本への影響はまだ無いが気象庁が定める台風の階級で言えば、44m/s( 85ノット )以上、54m/s( 105ノット )未満の「 非常に強い 」ランクの台風になる。

WARNING( 警告 )#1となっているのは、初回に出された警告文であるという意味だ。

2020年の台風1号ヴォンフォン経路図はフィリピン縦断
令和2年5月12日に発生しフィリピンに上陸、縦断してから17日にバシー海峡に抜けて熱帯低気圧に減衰して消滅した台風1号ヴォンフォンの経路図を、たどった。さらに台風が発生した瞬間に遠く離れた日本で起きる天気痛の予防方法も詳しく解説している。

2019年の台風2号でTwitterの最新情報は?

 やはり台風の情報を出すのは米軍が一番、最速ではあるが20日の早朝になって、ようやくツイッターでも天気予報サイトが進路予想図をツイート公開してきた。

上が、ウェザーニューズのツイートで下がtenki.jpの最新情報だ。

台風2号の全体的な印象としては、23日が最大風速のピークでその後は勢力が弱まるが、方角は沖縄方面に向かって進んでいる状態であるといえる。

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