2021年の台風1号ドゥージェン[ dujuan ]の発生は?
米軍JTWC2021年1月29日の衛星画像
まず1月29日の午後2時30分現在の米軍JTWC最新情報では、台風のたまごらしき熱帯低気圧は発生していない。
画像の下の海域には気流の乱れを示す3つの熱帯擾乱( ねったいじょうらん )円が見えるが、ABPW ( Abbreviated Pacific West )の海域ではない。
ABPWとは、日本を含む北西太平洋地域の事であるが、この海域には現在、熱帯低気圧警報は出ていない。
ヨーロッパECMWF2月6日の予想気圧配置図
次に、ヨーロッパ中期予報センターECMWF( European Centre for Medium-Range Weather Forecasts )の2月6日の午後9時( UTC⇒JST換算 )の予想気圧配置図だ。
台風のたまごなる熱帯低気圧が発生する東南アジアとインドネシアの海域には、等圧線が全く見えない。
つまり、ヨーロッパECMWFの予想でも2月6日までは台風が発生しない予報じゃな。
気象庁JMAの1月29日現在の最新の台風情報は
気象庁公式ホームページ「 台風経路図 」[ https://www.jma.go.jp/jp/typh/ ]を引用。
気象庁の最新情報で1月29日の午後9時50分現在も、「 現在、台風情報は発表していません 」となっている。
むろん、今後は情勢が変わる可能性もあるので動向が気になる方は常に最新情報をチェックされたい。
自動更新機能付きWindyの2月7日まで台風なし
WindyのGFSモードでも、2021年2月7日までの予報では台風1号の発生は確認できなかった。
ウィンディは自動更新機能が付いているので、リアルタイムで常に最新情報を確認できるのが強みだ。
Earth Wind Map2021年1月29日の午前1時の気流
earth.nullschool.netが提供する、Earth Wind Map2021年1月29日の午前1時時点の対流活動では、台風の卵らしき熱帯低気圧は確認できない。
北マリアナ諸島の北東に小さな気流の渦が見えるが、十分な発達をしていない。
3時間ごとに更新されるEARTHは、スーパーコンピュータ予報で世界中の気象状況がビジュアライズに見れる。
「 GFS 」とは「 国際環境予測センター ( Global Forecast System ) 」のことで、earth.nullschool.netが提供している。
アース( EARTH )は、以下3つの気象データがベースとなって生成されている。↓
- アメリカ海洋気象庁/National Oceanic and Atmospheric Administration【 NOAA 】
- 国立環境予測センター/National Centers for Environmental Prediction【 NCEP 】
- アメリカ国立気象局/NATIONAL WEATHER SERVICE【 USNWS 】
さらに台風1号ドゥージェンに関する詳しい情報は別ブログ「 瓦版茨城 」にも記載しているので気になる方はぜひご覧いただきたい。↓
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